「頑なさを手放す」蠍座満月2023.5.6

Last Updated on 2023年8月10日 by chii

2023年5月6日は蠍座で満月を迎えます。今回の満月は半影月蝕を伴う満月であることで、占星術においてはエネルギー深い満月であるとされていますね。

仏教において5月の満月は特別視されており、世界でも「ウエサク祭」というお祭りが開催されているそうです。日本では京都の鞍馬寺が有名でしょうか。

▼ウエサク祭については「毛玉メモ」に記しておきます

満月は「収穫と手放し」のタイミング。蠍座は「再生と復活」というような、両端のエネルギーを帯びた情熱を感じる星座です。

犬タロットのアークさんより聴いた満月のタロットメッセージをお伝えいたします。

テーマ
「そういう時だと許して」

今回の満月のテーマに「運命の輪」が逆さまに示されました。

この世界には、自分の努力や意志が及ばない、運や機会の歯車が存在します。川の流れに反して泳ごうとする時のように、頑張っても頑張っても押し戻されてしまうような感覚。

頑張ってもダメなのは「そういう時」だからで、ご自身を責めなくてもよいのです。決してご自身が及ばないわけではありません。

私の個人的な考えを述べますと、上手くいかない時は運や機のようなものから「あなたに適した場所はそこではないよ」「方法を変えると楽になるよ」というようなメッセージであると考えています。

上手くいかない時こそ、力まず、視野広く、冷静に。

今は「そうゆう時なんだ」と考えて、力を抜いてみてください。がむしゃらな時には見えないものに気がつくかもしれません。

現状
「区切りの手放し」

「木棒10」が示されました。

このカードからは、満月の「手放し」に通ずるイメージを受けます。情熱の木棒をたくさん抱えたわんこ。

満ちた月の光を眺めながら、ぜひ「これからの自分には不要なもの」を手放してみてください。

ありがとう、さようなら。身軽になった身体が少し心細いけれど、遠くまで行くために、高く飛ぶために。

必死でやってきたご自分を労うタイミングでもあります。これまで抱えてきた重たい荷を下ろして。それは諦めとは少し違くて。

よくやってきたと自分を赦す感覚。これまでの自分に感謝を。

ヒント
「やりたい事・できる事」

新月から満月へ、満月から新月へはおよそ1ヶ月のサイクル。満月では前回の新月の時に種を蒔いた物事の収穫のタイミングとされています。

立ち止まり、振り返り、手放す。その際の軌道修正のヒントとして、この「金貨1」が示されているのだと感じました。

現状を示したカードは「木棒10」のカード。木棒のカードには情熱や生命エネルギーのイメージがあります。そして10はカードの物語の着地点であり、収穫の満月のイメージと重なります。

一方で、金貨のカードには現実的・着実・堅実といったイメージがあります。1は始まりの数字。今現在情熱を向けている物事を向上させたい、上手くいかないことがある、懸命さゆえに疲れを感じている、などの場合には、思考の視野を少し広げてみましょう。

今回の「思考の視野を広げる」方法は、やりたいことだけでなく「できること」を見つめてみることです。その情熱の勢いを、現実的な方法が後押ししてくれるでしょう。

人にはそれぞれに才能があります。才能とは「天才的な能力」だけではありません。人にはそれぞれ得意なことがあるものです。得意なことは才能なのです。

字がきれいな人、整理整頓が得意な人、暗記が得意な人、話し上手や聞き上手…

自分では「取るに足らない」と思っていることでも、他人にとっては羨ましい能力だったりするのです。

仕事においては特に感じやすいですが、「やりたいこと」と「できること」が異なる場合があります。やりたいことを諦めるのではなくって、「やりたいこと」をやるために今の自分にできることは何かを考えること。自分の特性である「できること」を活かす方法を考えてみてはいかがでしょうか。

アドバイス
「他人を頼る勇気」

アドバイスに「金貨5」が示されました。安定の4を過ぎ、5は変化が生まれる数字です。

人にはそれぞれ才能があるのと同じく、人には不得意なこともあります。なんでもできるスーパーマンのような人は稀でしょう。適材適所…得意なことがあって不得意なことがあるからこそ、人は社会を形成して助け合うのです。

現状のカード「木棒10」からは、自分で完遂するのだというエネルギーを感じる一方で「背負いすぎ」の印象も受けます。テーマのカード「運命の輪」が逆さまに示されたことからも、少し情熱が空回りしやすい現状なのかなと感じました。

この満月の「手放し」に、自分一人でやろうとする頑なさを手放してみてはいかがでしょうか。

それは「甘え」とは違くって、自立するための分担です。

助けてほしい、協力してほしい、他人を頼るのは勇気が要ります。弱みを見せたくないというプライドもあるかもしれませんが、他人と協力した方が遠くへ行けるのであれば、そのプライドは手放した方が楽になります。

適材適所を分かち合える人と共にあれば、運命の輪はスムーズに回り始めることでしょう。

みなさんGWはいかがお過ごしだったでしょうか。私は第二の故郷としている京都へ行ってまいりました。夢に玄武と思わしき虹色の亀が出てきてから、ずーっと上賀茂神社に参りたいと思っておりまして、ようやく参拝することができました。上賀茂神社の御祭神・賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)の祖父にあたる、賀茂氏の始祖・賀茂建角身命(かもたけつぬみこと)が八咫烏の姿となって神武天皇を導いたと言われています。カラスタロットのチャロさんを彷彿とさせる八咫烏おみくじを引きました。水星逆行の期間ということもあって、京都の思い出を巡るよき旅となりました。

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