Last Updated on 2023年4月28日 by chii


私はたくさんの物を適切に管理することが不得意です。
例えば洗剤。種類が多くなるほど「この場合はこれ、その場合はそれ」というような使い分けにわけがわからなくなり、使い切れずに埃をかぶってゆく。
スキンケアでも「顔用」「身体用」などパーツごとのアイテムを上手に使うことを「楽しさ」ではなく「面倒」に感じてしまう気があります。
そして「いつか使うかも」と所有していることがプレッシャーになるという、真面目さが変なところで発揮されるという残念さも持ち合わせております。
それを見るたびに「ちゃんと使わなければ」「使わないならば処分する判断をしなければ」とネガティブな気持ちになるのです。
大人になってから、特に「ミニマリスト」という概念が世に出てから、私の本質は不器用であり「要る/要らない」「要るものしか要らない」と極端な判断しかできない融通の効かなさがあると認識しました。
物を選ぶ条件を明確にする
1から自分で作らない限り、望みが全部バッチリ叶うアイテムはなかなかないですよね。お値段が張ってもオーダーメイドに需要があるのはそのためでしょう。
私はいつも物を選ぶ際にぐるぐる考えて疲れ果ててしまうため、今回は洗剤類とスキンケア類を選ぶ時の条件を明確にすることにしました。
・マルチユースできる
・動植物や環境にやさしい
・値段が高すぎない
アパレル・家具家電・調理器具などは見た目・着心地・使い心地なども重要ですので、上記とは違った視点で選ぼうと思います。
洗剤は基本これ1本「Bird」

▲人と自然に優しい自然洗剤「Bird」
birdという会社?が販売するこの洗剤、なんと洗濯・食器洗い・掃除にマルチユースできるのです。ネットで知って早速使い始めてから2ヶ月ほどですが、すでにリピートしております。

衣・食・住すべてに使える洗剤Birdは、洗濯にはそのままで、食器洗いや掃除には水で薄めて使用します。洗濯に関して、ウール・絹・ドライマークにも使えるところがよいです。

洗剤Birdは自然環境に優しい点もよいです。原材料はすべて天然素材で、植物や食品添加物として認められたもので作られています。使用後に排出された界面活性剤は微生物が食べられて、水と炭酸ガスに分解されるそう。

洗剤Birdの価格は、ボトル(1,000ml)3,300円、詰め替え用(750ml)2,255円(2023年4月現在/公式オンラインショップ)と、一般的な洗剤に比べると価格は高く感じます。これ1本でマルチユースできること、食器洗いや掃除では水で薄めて使用することを考えると、コスパは悪くないかなと感じます。
私は2月10日にボトルを購入し、3月5日に詰め替え用2つを購入。4月28日現在、まだ詰め替え用が1つ残っています。家族構成や洗濯頻度にも左右されると思いますが、私の暮らしには悪くないかな。「あの洗剤が切れちゃったから買いに行かなきゃ」という手間が省けるので、コスパだけでなくタイパ(タイムパフォーマンス)がよいところも気に入っています。
▼公式ショップのほか、楽天でも買えました
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スキンケアはオイルで
私はスキンケア(クレンジング〜保湿)に関して長らく迷走を続けておりました。ゴール地点がわからないまま走り続けるのは心が折れるものです。
結局辿り着いたのは「オイル」でした。
手元にあるオイルたち

▲左から、オリブ油(健栄製薬)、天然長崎椿油(五島椿本舗)、大島椿(大島椿株式会社)、ラズベリーシードオイル(株式会社アンドエスエイチ)
実は数年前、一度は椿油に辿り着いてはいました。ドラッグストアでも気軽に購入できる「大島椿」(大島椿株式会社)を用いて顔・体・髪の保湿を行なっていました。しかし、髪や体はよかったのですが、顔にニキビができやすくなるという不具合が発生し、顔への使用を止めていました。

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なんでも、椿油は「オレイン酸」の含有量が非常に多く、オレイン酸はニキビを引き起こしやすい成分であるとのこと。私は皮脂が出やすい皮膚質なので不向きなオイルだったようです。
できればオイルを使用したいため、オレイン酸が少ないオイルを試してみることにしました。オレイン酸が少ないホホバオイルにしようかと思っていた矢先、興味深いオイルを知りました。それが「ラズベリーシードオイル」です。
ラズベリーシードオイル

▲ラズベリーシードオイル(株式会社アンドエスエイチ)
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ラズベリーシードオイルとはラズベリーの種から搾取されるオイルです。リノール酸とα-リノレン酸を多く含み、ビタミンEとビタミンAも豊富だそうです。海外のガムのような甘い香りがしますので、髪に使っても気分が良くなりそう(この香りが好きならば)
私は顔に用いる場合、ラズベリーシードオイルだけでは乾燥を感じましたので化粧水も併用しています。「ラズベリーシードオイルは日焼け止めの代わりになる」という意見を目にしましたが、私はちょっと懐疑的なので日焼け止めは別途で使います。
メイク落としなら椿油でも大丈夫そう
顔への使用を止めた椿油が勿体無いので、メイク落とし(クレンジング)として使用することにしました。界面活性剤なしのただのオイルなので、洗い流しではなくティッシュやキッチンペーパーを当てて吸着し、その後で石鹸洗顔。スキンケアの時みたいに塗りっぱなしではないのでニキビが落ち着きました。
私は現在濃いメイクをする機会が減りましたのでメイク落ちに問題ありませんが、しっかりメイクアップする方はクレンジング剤の方が適していまると思います。
リーズナブルな「オリブ油」

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オリーブオイルも椿油に次いでオレイン酸が豊富なオイルではありますが、オリブ油はリーズナブルなのでクレンジングとして活用しやすく感じます。私の肌にオレイン酸は相性が悪いのですが、オレイン酸は酸化しにくい点がメリットです。
オリブ油は椿油よりもサラッとしているので、身体の保湿として塗布しやすいそうに感じました。
マルチユースできるものが好き
オイルはクレンジングにも肌や髪の保湿にも使えるマルチユースできるアイテム。物の管理が不得意な私にとって「これ1本あればだいたいオーケー」は大変ありがたいアイテムです。もちろん、市販のクレンジングや保湿クリームなど「専用」で作られているものの方が確かな効果があると思います。「何にでも使える」は「どっちつかず」とも言えますが、私はだいたい満足であります。