Last Updated on 2023年2月6日 by chii

仕事とプライベートの境界線は滲みやすいです。私はフリーランスなので、特にそう感じるのかもしれません。
仕事は他人のためにするものなので、アイデンティティを覚えやすい。「あなたにしかできない」と言われることはとっても幸せなこと。
しかし「誰かに必要とされなければいけない」と、それが自分自身を縛る危うさもあります。
誰にも必要とされなかったとして、それが「生きている意味がない」なんてことはまったくありません。
「おいしいな」「うれしいな」
「きれいだな」「たのしいな」
息をしている時間に幸せを感じる瞬間にこそ、生きる意味があると思います。
私は仕事をしている自分が好きですし、誰かに必要とされたらとっても嬉しい。
でも、仕事は私のすべてではありません。

仕事は他人のためにするものだからこそ、大変なことも多いもの。大変なことが多いからこそ、喜びも大きいもの。
仕事上、嫌な人とも関わる必要があるのは、仕事は他人のためにすることだから。プライベートとは目的が違うから。
どんなに親しい人であれ、完全に混ざることは不可能です。皮膚が他者とを隔てるように、心にも膜があります。
でも、仕事もプライベートも身体はひとつだから、割り切るのってむずかしい。

身体は1つ、1日は24時間。こればっかりは変えられません。他人のために身を粉にするのも、いつまで生きていられるかわからない時間を消費するのも、危ういもの。
私はワーカホリックになりやすい性質なので、スマホを2台持つことにしました。

電源をオフにすることで、閉店シャッターがガラガラピシャリ。
プライベート用でもメールやチャットはチェックできるようにしてあるものの、通知オフで開かなければ見られない仕様に設定。
たったこれだけのことなのに、スマホという目に見えるもので分けたことによって、心が整頓できました。すっきり。
とりあえず100均で用意したケースなので、ちょっとおしゃれさに欠けるなぁと思いつつも、問題なく使えるのでまぁいいかとも思いつつ。