新たな選択基準、クルエルティフリー。

Last Updated on 2023年2月6日 by chii

私たちは毎日何かを選んでいる。

朝ごはんはパンにする?ごはんにする?

今日は何を着る?どこへ行く?何をする?

人生は大小の選択によって紡がれていく。

「何の仕事をする?」というような大きめの選択の場合、即答できないことも多い。選択肢がたくさんあるときも、迷ってしまう。

基準を明確にすると、選択は楽になる

駄洒落みたいになってしまうけれど、たとえば「洗濯」をするときの選択。

「洗濯したい」という自分の希望だけでなく「今日は午後から雨が降るらしい」という情報も選択の基準になる。

さまざまな要素の優先順位を決めると、選択は楽になる。時間の余裕や天日干しを優先させるなら「今日は洗濯を止める」のも良いし、自分のスケジュール的に今日行いたいのであれば「昼過ぎに部屋干しに切り替える」でも良い。

どうしよう〜って悩んだままだと、雨が降ってきてしまう。

最近「コスメ」の選択基準が明確になった

前置きが長くなってしまったけれど、最近「化粧品」の選択について変化があった。今までは値段や使用感が大きな選択材料だったけれど、それらが降格した。

新たに私の優先順位第一位になったのは「クルエルティフリーかどうか」である。この基準が明確になってから、私はコスメに関してあまり迷わなくなったし、持ち物も減らすことができた。

クルエルティフリーとは

クルエルティフリーとは、その製品や活動が動物を傷付けていないということ。「動物実験をしていない」製品ということ。海外ではメジャーな要素だけれど、日本ではまだ聞き慣れない言葉かもしれない。

クルエルティフリーの製品には、パッケージにウサギさんのマークが付いている。ネットで動物実験について調べたけれど、胸が苦しくなってそっ閉じしてしまった。

動物実験、心が痛むことだけれど、完全に無くすのは難しい課題。人間の安全を確保するための、小さな命という大きな代償。

せめて、優しい顔面でありたい。

私はメイクアップに関して、というか美容に関してはあまりこだわりがない。20代の頃はデパコスという響きに憧れて足繁くデパートに通ったこともあるけれど、すぐに飽きてしまった。その頃から、いろいろ自分を取り繕うことに疲れ始めていたんだと思う。

なので、私は自分が使用するコスメや石鹸などを、できる限りクルエルティフリーの製品にしたいと思った。この基準がピタッと定まったらコスメに迷うことが減ったし、コスメを衝動買いすることもなくなった。

私は外見が重要な仕事をしていないし、どれだけ頑張っても「それなり」だ。それなりの顔面のために、何かが悲しんでほしくないと思った。それなりの顔面だけど、せめて優しい顔面でありたいと思った。

最近のお気に入り:MAMA BUTTER

最近はMAMA BUTTERを選んでいる。クルエルティフリーのコスメは海外ではたくさんあるけれど、日本に馴染みのあるメーカーの方が購入しやすくて楽だったから。

パッケージには、ウサギさんのマーク。

世界という大きなものを変えるには、とっても時間がかかる。しかし、世界はだいたい「消費者」で回っている。消費者に選ばれればモノが売れ、その企業は大きくなれるから。

だから結局、大きなものは私たちの小さな選択からできている。

モノを買うのは選挙と同じ。お金は製品への投票券。

理想論を語ると「現実はそう甘くない」と言われちまうかもしれないけれど、小さな選択が大きな風を起こして、世界が優しい方に変わるかもしれない。

薬剤の場合、すぐに動物実験なしにはできないだろう。

とりあえず、私の手が選べる範囲で、

私は私の自分勝手な希望をお金に乗せて、

ウサギさんマークに投票したいとおもう。

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