Last Updated on 2022年8月22日 by chii
気がつけば9年もライターをやっているくせに、自身のブログが続かない私。
「インスタがあるしいいか、楽ちんだし」と甘やかしていたのだけど、やっぱり長文で文章を吐き出す場所がある方が良いと思った。
ライターとして、相談員として自身をアピールしたいというよりも、ただ自由に書ける場所が欲しいと思った。
ライターは、自分の好きなように文章が書ける訳ではなくて、句読点の数、カギカッコの1つまで指示が下る。(依頼主にもよるけれど)私が好きなように書いていたら、きっと「もっとマジメに書いてください」なんて怒られちまうと思う。かといって、カンペキに指示通り書こうと思ったら「もう少し固くない雰囲気で書いてください」なんて言われる始末。自分のキャラ設定がブレにブレて迷子状態。私は18歳からずっと、自分探しに明け暮れている、自分探しのプロだよね。プロなのに、プロだから?33にもなろうとする現在もまだ見つかってないけれど。
中学生の頃から、書くことが癒しになっていた。頭にポンと降ってきた言葉を、忘れないように、消えないうちに、ノートに書き留める。それはポエムと呼ばれる、ちょっと恥ずかしいものであることも知っていた。自分の中に留めておけば良いのに、やっぱり見せたくなってしまうんだ。笑われたらどうしよう。引かれちゃったらどうしよう。それは思春期にとってテトラポットよりも大きく重い恐怖だった。おそるおそる友人に、まさに告白するように、ノートを見せた。そうしたら、思いもよらず「素敵だね」「この言葉が好き」と言ってくれたんだ。ほんとうに嬉しかった。生きていて良かったと、たぶん人生初めて思ったんじゃないかな。
自由に書く場がなくなったら、きっと私はだめになってしまう。好きなことを仕事にするって、そういう苦しみもあるんだと思う。だから、もう一度ブログを続けてみようと思った。
以前は、カッコ良く書かないと誰も読んでくれないと思って、カッコつけていた。「カッコつけるほどカッコ悪いものはない」大学の恩師が言っていたけれど、ほんとうにそうだ。
ブログはあくまで、吐き出す場所・気持ちを整理する場所として運営していこうと思う。
でもやっぱり、誰かが読んでくれたらいいななんて、ちょびっと思っている。